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大阪市民として今年2020年11月2日に住民投票が予定されている大阪都構想(現大阪市域への特別区導入)住民投票を前にして、考えることを色々書いていく(つもり)。
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大阪都構想はそれが実現するのが天意であるがごとく、追い風が吹いているがごとく2015年5月に1回目の住民投票実施が実現する。しかしそこで僅差で否決になり提唱の中心だった橋下徹大阪市長(当時)は引退へ。しかし代替案は推進されず、推進派が府市のW首長選挙などで圧勝したことで2回目の住民投票が行われるに至った。数奇なストーリーを描いているが、次の3点に気が付く。

1.2回目の大阪都構想の方が区割り案が明らかに優れている。
2.2回目の方が現大阪市民にとって政治基盤的に安心な人物が都知事に就任することになる。
3.奇しくも国政与党内で大阪都構想に最も好意的な人物の政権下で都制移行可能になった。

最も重要な1について。
私は大阪市南部の住民なので気が付いたことだが、東西南北中央の5区に分けられた2015年バージョンの区割りでは、梅田が中心になる新北区だけは問題ないが、他はコアになる中心街が弱いか存在しない。天王寺・阿倍野の繁華街は2つの特別区に分断される。
これが2020年バージョンでは完全に欠点が解消される梅田・難波・阿倍野&天王寺・新大阪の3大繁華街を含む4大ターミナル駅を中心する4特別区の形となった。前回と同じ5区は避けて4区案と6区案が検討・試算され4区案が財政効率的に優れている為に採用されたことが最大の幸運なターニングポイントだったように思われる。

2について。
前回の住民投票の少し前に、府下へ金が流れるとの反対派の宣伝が効いてそうで、これはやや賛成側不利かなという気がして、松井一郎大阪府知事(当時)にSNS上で賛成多数になった場合には大阪市内へ住むことを公約してくださいとお願いしたとことがある。(こんな僭越なお願いに丁寧な回答をいただいて恐縮したが、引っ越しはされず都構想は否決された。)
別項で書いたように誰が初代大阪都知事になろうと現大阪市内に特に有利に働くのは冷静に考えれば明らかだが、但し当時の都知事候補だった松井一郎大阪府知事(当時)、橋下徹大阪市長(当時)の2人ともが郊外在住なのは多くの大阪市民にとって宣伝によって不安を呼び起こしやすい要因だと容易に想像がついた。しかし今回2020年に都制移行が決まった場合には(直近のW選挙で松井氏と吉村氏がポジションを交換しているために)大阪市内が地盤の吉村洋文現大阪府知事がそのままスライドして都知事を務めるのが確実である。

3について。
大阪都構想2.0の住民投票を前にして、国の首相が安倍首相から実質上禅譲の形で菅義偉首相へ変わった。ほぼ間違いなく国政与党内で最も大阪都構想に好意的な人物が首相に就いたということである。これには天意を感じざるをえない。都制移行は数年かけて行われるのでこれはスムーズな移行にプラスになる。都構想と直接関係は無いが菅義偉首相は早速2025年大阪万博を担当する万博担当大臣を新設してくれている。そして都制移行が決定した場合に大阪府の呼称の「大阪都」への改称は国会で別途そのための法案を通す必要があるが、そのハードルがかなり低くなったと言える。

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